令和3年度の沼津商工会議所青年部会長による挨拶全文および、3月5,6日に行われた全国大会の様子を紹介します。
令和3年度 沼津商工会議所青年部新会長の挨拶
まずは、令和3年度の沼津商工会議所青年部会長による挨拶全文を紹介します。本年度のスローガン「原点回帰~転換の発想を持ち新たなる時代の幕開け~」に込められた想いをはっきりと言葉にされています。
「本年度、沼津商工会議所青年部会長を拝命いたしました山田貴志です。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度より全世界に広がった新型コロナウイルスは、私たちの根本的な価値観や行動様式を一変させてしまいました。これに伴い、人とモノの移動がわが国のみならず世界的に停滞し、経済に深刻な打撃を与えています。
公的に様々な施策が講じられておりますが、未だ先行きは不透明のままであり、私たち経済人は日々、大きな不安と向き合い続けています。
しかし、これまで誰も経験したことがない不安の渦中であるからこそ、我々経済人は、改めて基本にたちかえりつつ、これを基礎として、今までの常識や固定観念を乗り越えていく決断と進化を遂げなければなりません。トラブルは成長のためにあると言います。我々経済人は、失敗するかもしれないことを恐れるのではなく、挑戦せず歩みを止めてしまう、そのことを恐れるべきではないでしょうか。激変していく情勢の中にあっても、私たち青年経済人は夢に挑み挑戦をし続けなくてはなりません。
今年度のスローガンは、「原点回帰~転換の発想を持ち、新たなる時代の幕開け~」とさせていただきました。
私たちは、自企業の経営基盤、会の運営の在り方、会を通じて築き上げてきた豊富な人脈、私たちが愛するこの町の姿を、今一度見つめなおし私たちが拠って立つ基盤をより確かなものとしていきます。
そして、軸足をしっかりと定めたうえで、あえてそれを乗り越え、新しい発想や挑戦へと踏み出し、経済活動を行ってまいります。
昨年度はWEB会議や事業を行うにあたっての行動様式の工夫など、危機的状況に対応した新たな手法を試みてまいりました。
今年度は、手法を試みるにとどまらず、経済活動を牽引する武器としての付加価値を提案していきたいと考えております。
また、今年度は沼津YEGより日本YEG会長を輩出いたします。これは、敬愛してやまない諸先輩方の熱意とご尽力の結果実現したものであり、沼津YEGはかかる先人達の想いを受け継ぎ、会長輩出単会としての自覚を持ち、より一層この町の経済活動を活性化させていく責任があります。
私たちは青年経済人として歩みを止めるわけにはいきません。今年度も困難な状況が続くと考えて、その中で一歩でも前に進みましょう。
最後になりますが、会員での親睦を深めあい、また自己研鑽をして自企業の発展に繋げましょう。今年度1年間宜しくお願いいたします」
コロナウイルスという緊急事態において、改めて自分たちを見つめ直し、新しい時代に対応したいという強い想いが伝わります。
日本商工会議所青年部第40回全国大会
3月5日(金)6日(土)の2日間、福井県鯖江市にて「日本商工会議所青年部第40回全国大会しあわせ福井さばえ大会」が開催さました。沼津YEGからは現地・WEBを合わせて約110名のメンバーが参加しました。
会員総会・記念講演会・記念式典においては、令和3年度日本YEGの会長に就任する吉川正明君が本年度の事業方針審議や会長挨拶、大会旗伝達式などに登壇しました。挨拶では、令和3年度日本YEGスローガン「FOR ALL YEG~成長への貢献、地域と共に、ワクワクする未来を~」の達成への決意を力強く述べました。
全国の長として活躍していく吉川君を、沼津YEGとして全力でサポートしていきたいと考えています。